マル勝髙田商店では、そうめんづくりに厳選したオリーブオイルを使用しています。また、そのオリーブオイルの販売も行っています。
「そうめん」と「オリーブオイル」、一見とても無関係なように感じますよね。両者の関係を紐解いていくと、マル勝髙田商店のそうめんづくりや素材へのこだわりも知っていただけるのではないかと思います。
そこで今回から、連載「マル勝イタリア紀行」をスタートします。

第一回は「JAPAN‐ITALIAものづくり文化が結ぶビジネス」への参加でマル勝髙田商店がイタリアに渡った際のお話をご紹介しましょう。

「JAPAN‐ITALIAものづくり文化が結ぶビジネス」

今から10年ほど前、マル勝髙田商店は取引先のデザイン会社の誘いを受け、FAI財団が協力する「JAPAN-ITALIA“ものづくり”文化が結ぶビジネス」イベントに参加しました。
多くのメディアが駆け付けたこのイベントは、着物のファッションショーをメインとしたもので、マル勝髙田商店はそのレセプションパーティーで「にゅうめん」を提供します。
この時、多くの方がそうめんにもパスタ同様の「コシ」があることに驚かれたということです。

イタリア料理と和食の意外な共通点

中華料理やフランス料理といったソースや調味料で味の決まる料理とは異なり、和食ではまず「素材」や「出汁」の善し悪しが問われます。
イタリア料理もフレッシュなトマトやバジルなど素材を活かした料理が多いことから、マル勝髙田商店のそうめん料理はイタリアの皆様にたいへん気に入っていただけました。

ミシュランガイド掲載レストランとコラボメニューを考案

その後、和食レストランでの試食会が開催されると、マル勝髙田商店は「創作そうめん懐石」で皆さんをおもてなし。ミラノ総領事夫婦を筆頭に、新聞や雑誌の記者、有名レストランのオーナーシェフなど錚々たる面々に好評を博しました。
この一件が地元誌に掲載され、イタリアの有名レストランとコラボレーションしたそうめん料理を考案することに。有名店とのコラボメニューは婦人画報社の刊行する「Elle a table」に掲載されました。

イベント参加がきっかけでイタリアとのご縁がますます深くなっていきます。次回は、ジェノバでオリーブオイル農家に出会ったお話をご紹介いたします。